函館協会病院 看護部

糖尿病療養指導士/フットケア看護師

小岩 有香

私は糖尿病患者さんとの関わりの中で、もっと知識を得ることによって患者さんと深く関わることができると思い、糖尿病療法士の資格を取得しようと思いました。 私にとって仕事と家庭を両立させながら勉強することは簡単なものではありませんでしたが、先輩たちの協力と家族の支えがあったので資格を取得できたと思います。 糖尿病の治療の基本は、食事・運動・薬です。それぞれの生活の中で、患者さんと一緒に何か少しでも変えることが出来るきっかけを考えたり、励まし合いながら少しでも前向きな気持ちになって帰ることができるよう関わっています。また、糖尿病では足病変を予防するためにもフットケアが大切です。いつも自分を支えてくれている足を労い、きれいに洗い観察することは、糖尿病の有無に関係なく必要なことです。 現在、研修や勉強会で得た知識のもと、入院患者さんや外来患者さんのフットケアも実施しています。多くの先輩療養指導士がいるので、たくさんの仲間とこれからも一緒に活動していきたいと思っています。

糖尿病療養指導士(歯科衛生士)

中山 ひかり

昨今では、新聞や雑誌などにも「糖尿病と歯周病の関係」記事を目にすることが多くなり、病院歯科で働いている中で医科歯科連携により糖尿病予防・重症化予防に歯科衛生士として何か役立てられないかと思い、札幌LCDE(札幌糖尿病療養指導士)の資格を取得いたしました。
実際に糖尿病の患者さんが口の中に関心をもたれ、どんどん口の中が綺麗な状態を保ち始めた頃、『糖尿病の数値が良くなった。』と喜ばれてお話しされた事があります。患者さんが糖尿病予防・重症化予防の中に、食事療法や運動療法、薬物療法のほかに口の中を意識することが加わり少しでもお役に立つことができ嬉しく思いました。口腔ケアをすることにより誤嚥性肺炎の予防になるなど、口の中の大切さが注目され認知されてきています。
微力ではございますが、口の中を”健口”に保つお手伝いができるように日々努力していきたいと思います。また、糖尿病の患者さんで、お口の状態や血糖値などに不安がある時にはご相談ください。