函館協会病院

診療放射線科

診療放射線科について

診療放射線科では、X線などの放射線や磁場を使用し、人体から適切な画像情報の提供を行う部門です。 各診療科や地域の諸先生方のさまざまな依頼にお応えするため、CT、MRI、透視装置を始め、各装置を駆使し、より診断価値の高い画像を提供するよう目指しています。 検査にあたりご不明な点や不安を感じられることが有りましたら、当科スタッフへお気軽にお尋ねください。

診療放射線科 理念

病院理念に基づき患者さまに必要な放射線医療技術・画像医療技術を提供します。

基本方針

診療放射線科 フォトギャラリー

レントゲン受付
レントゲン待合
一般撮影室
DR(Ultimax)
CT操作室
MRI操作室
PACS
一般撮影側操作室

当院の検査機器紹介

CT

64列マルチスライスCT

当院のCT装置はAI技術が搭載された128スライスCT装置で高速の撮影が可能なことから患者様の息止め時間が短く、一度に多くの断面が撮影できます。 このCT装置の特徴としてAIカメラにより患者様のポジショニングが自動で可能なことから検査時間が短縮されます。 また最新の画像再構成法を用いることで画像ノイズ低減により被ばく線量の低減および従来のCT画像の弱点である金属アーチファクトを低減させることもできます。

MRI

1.5TMRI装置

MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略です。 大きな磁石と電波(ラジオ波)を使って画像を得ます。 放射線による被曝が無いため、健常な方でも安心してお受けいただくことができます。 ただし大変強い磁場を使用しているため、ペースメーカーを装着されている方など、MRIならではの制限や注意もございます。 MRI独特の騒音を極力抑えた静けさに加え、開放感のある1.5テスラの装置です。

一般撮影装置

X線画像情報をデジタル化することで、常に安定した画質の画像を提供することが可能となり、さらに部位・目的に応じた画像処理効果により診断精度の向上が図れます。当院ではCRシステムに加え令和元年よりDRシステムを使用しています。DRシステムでは、撮影後数秒で画像が確認でき、撮影・診断が迅速に行えるようになります。また被ばくに関してもCRシステムより20~30%低減可能となっております。(詳細はこちら)

X線透視装置(X線透視装置)

2台のデジタルX線テレビ(DR)を導入しています。 一台はCアームポジショニングにより多方向からの撮影ができ、マルチアングルな画像が得られることが特徴の装置です。さらに直接変換方式平面検出器(FPD)を搭載し、34×34cmの大視野で歪みのない安定した画像が得られます。 もう一台は一般的な透視装置にFPDがついたタイプです。この装置は寝台が昇降式なので迅速な検査が行えます。苦痛なく短時間で検査ができることなど患者様に不安を与えず、効果的な診断が下せます。


骨塩定量検査(BMD)

GE社 PRODIGYを使用し、2種X線吸収法(Dual energy X-ray Absorptiometry 通称DEXA)を利用して骨密度を測定します。骨折のリスクが高い腰椎と股関節頚部の測定を行います。腰椎と大腿骨が同一体位で撮影ができ、撮影時間は1部位30秒です。

歯科用撮影装置

パノラマ撮影装置

上下顎骨に発生する腫瘍や嚢胞性病変、上顎洞病変および骨折などの観察に用いられます。


デンタル撮影装置

歯および歯根と顎骨の観察、また虫歯の場合は進行状態や治療経過・治療結果の確認に用いられます。

その他撮影装置

病室撮影用ポータブル装置

手術後など移動が困難な患者様の病室での撮影に用いられます

  • インバータ式回診用X線装置 IMC-40(東芝メディカル)
  • インバータ式コードレス回診用X線装置 IMC-200A形(東芝メディカル)

手術室用外科用イメージ

手術中のX線透視撮影に用いられます

  • 外科用X線装置 SXT-1000A形(東芝メディカル)

患者さまへお願い

それぞれの検査にあたり、更衣や、息を止めていただいたり、少し長い時間動かないでいただいたりなど、協力をお願いすることが有ります。 スタッフ一同、装置、技術を駆使するよう常に心がけておりますが、さらに患者さまの協力をプラスし、より質の高い画像の提供をめざしております。 より診断価値の高い検査の為に、ご協力をよろしくお願いいたします。

当院所属診療放射線技師取得認定資格

放射線管理士 3名 公益社団法人 日本放射線技師会
放射線機器管理士 3名 公益社団法人 日本放射線技師会
X線CT認定技師 2名 NPO法人 日本X線CT専門技師認定機構
胃がん検診専門技師 1名 一般社団法人 日本消化器がん検診学会